令和元年9月1日(日)~9月3日(火)福岡県福岡市に赴き提言研修視察(計16名)
を行いました。今年度の提言のテーマでもある「浜松のブランディング」について調査研究を進める上で参考となる都市を訪問し、先進事例を学ぶ機会と致します。今年のテーマである「浜松のブランディング」の中で人口増加は1つの指標となります。福岡市は政令指定市の中で1番人口増加に成功しており(平成22年~27年)、人口増加率も最も高くなっております。その要因として、都市開発だけではなくアマゾンの第二本社を誘致するなど、企業誘致についても成果を上げ、より都市の魅力を高めています。そういった観点から、都市ブランディングに成功した事例として、大きな学びを得て提言の質を高めたいと思います。
浜松駅に集合。
視察先への期待に胸を膨らませ出発しました。
まずは、福岡市の隣の「糸島市」に赴き、糸島市観光協会様を訪問。
糸島市の観光の現状をヒアリング。博多駅から45分、天神から40分という立地。アクセスが非常に良いが、逆に観光客は宿泊せず日帰りになってしまうという課題も聞けました。
最近では、最近インスタ映えの地として若い女性に人気が高く、実際に多くの若者が観光に訪れ写真を撮影している様子が伺えました。しかし、人気スポットまでのアクセス方法が悪い等、インフラの問題があるということです。
2日目は2手に分かれ「福岡地下街開発㈱様」「地域ブランディング協会九州事務局(SUiTO FUKUOKA)様」「福岡地下街開発 株式会社様」「福岡観光コンベンションビューロー様」を訪問。
SUiTO FUKUOKA様は、地域ブランディング協会の九州事務局で、福岡の知られざるローカルの話題を集めて情報発信を行うインバンドハブの役割を担っています。
和の体験教室を行っており、外国人に盛況とのこと。特に外国人へのコミュニケーションはノンバーバルコミュニケーションで実施。浜松にも活かせるヒントのように感じました。
美術品のようなおしゃれな地下街は眼を見張るだけでなく40年間全くリニューアルしないというこだわりに一同は関心させられました。
どこの企業様もインバウンド・アウトバウンドというキーワードが非常に重要なポイントであると感じました。
鉄道・観光といった視点から福岡市における飛躍と発展、そしてこれからの課題が見えてきました。