平成30年10月16日、浜北文化センター大研修室において「平成30年度キャリア教育リーダー養成研修」が行われました。
この研修は、未来を担う子供たちのキャリア教育をより良いもの
にしていくことを目的としており、主催は浜松市教育委員会によるものです。浜松市内の小中学校の教職員の方々151名が
集う研修であり、今回浜松YEGとして、浜松の地域経済、地域実社会の現状を青年経済人として、意見を発信し地域社会への貢献を目指し、66名の会員が参加してまいりました。
浜松市教育センター所長犬塚氏による開会挨拶。
浜松YEGメンバー、教職員の方々総勢200名を超す方々により、会場は熱気に包まれました。
清川メッキ工業株式会社・専務取締役清川卓二氏を講師にお迎えし、
企業、学校それぞれの視点におけるキャリア教育の必要性、目的、自社の取組事例
について、お話しをしていただきました。より良い教育のための講義でしたが、
若者の早期離職対策にも触れられており、浜松YEGメンバーも気づきの得られた有意義な内容でした。
講義のあと、各中学校区に分かれ、教職員の方々と浜松YEGメンバーで、講義を受けての
感想、企業から学校側へのアプローチ、キャリア教育への関わり方、外部人材の
活用方法について、グループディスカッションが行われました。
会場内は大いに盛り上がり、参加者各々の想いの強さ、意識の高さが表れていました。
ディスカッション後、代表のグループによる話し合った内容について報告がありました。
学校、企業ともに同じ地域に属しており、より良い未来を築いていこうという前向きの共通ビジョンがあるので、連携していけば展望は明るいと考えられるとの発表がありました。
参加者の発表後、講師の清川氏より総評を頂きました。清川氏の会社において離職率をゼロ
とするまで20年かかったとのお話があり、キャリア教育は簡単に結果が出るものではないことを
念頭に置いた上で、学校側、企業側がお互いに連携し長期的に取り組みを続けていくことが
必要とのことでした。これからも浜松YEGとして浜松市教育委員会の方々との関わりを続けていけたらと考えています。 未来の浜松、日本、世界を担う子供たちの将来のために、我々浜松YEGも青年経済人としてこれから何をしていくべきか考える良い機会となりました。